高気密高断熱に基準はあるの?そもそもメリットがあるの?

高気密高断熱住宅を検討している方は必見です。
今回の記事では高気密高断熱住宅の基準と、そのメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□高気密高断熱住宅の基準

気密性・断熱性の高い住宅として「高気密高断熱住宅」は人気になりつつあります。
しかし、高気密高断熱住宅の基準はありません。
ハウスメーカーや工務店がそれぞれ独自基準でこの名称を使用しているのが現状ではあります。

ただし、高断熱に関する指標としては、建築物省エネ法の「次世代省エネ基準」があります。
断熱性の指標としてはUA値(外皮平均熱貫流率)があり、全国8地域ごとに定められています。
最もこの基準が厳しい地域の北海道(1地域・2地域)ではUA値0.46、関東以南の5地域・6地域ではUA値0.87が、次世代省エネ基準の定める断熱性とされます。

一方、気密性に関する指標としてはC値があります。
これは床1平方メートル当たりの隙間面積を表す値です。
寒冷地ではこの値が2.0以下、その他地域では5.0以下であることが推奨されていましたが、2013年の次世代省エネ基準では削除されています。

□高気密高断熱の住宅にするメリット

1つ目は、「健康的な生活ができること」です。
高気密高断熱住宅では冬でも家全体を温かい状態に保てるため、ヒートショックを低減できます。

また、「住環境が睡眠・血圧・活動量に与える影響に関する大規模実測調査」によると、高断熱住宅への転居後は、室温上昇により睡眠効率が上がったことが証明されました。
他の研究では、高齢者の健康寿命は「家を寒く感じる頻度」が低いほど長くなると証明されています。

2つ目は、「光熱費が抑えられること」です。
室温が外気温に左右されにくいため、効率的に冷暖房が効きます。
結果として光熱費が抑えられますし、環境にも優しいです。

3つ目は、「遮音性が高いこと」です。
高気密住宅の冷暖房の効率性を担保する要因の一つである隙間の少なさは、遮音性の高さにもつながります。

4つ目は、「住宅が長持ちしやすいこと」です。
高気密住宅では内部結露が発生しにくいため、住宅の耐久性が向上します。

□まとめ

高気密高断熱住宅に基準はありません。
目安となる指標はありますが、気になる場合はハウスメーカーに問い合わせましょう。
基準の無い高気密高断熱住宅ですが、メリットは非常に多いです。
当社では注文住宅の建築を行っているので、高気密高断熱住宅を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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