吹き抜け天井とは?どんなメリットがあるの?

注文住宅を検討している方で、吹き抜けを取り入れるか迷っている方は必見です。
今回の記事では吹き抜けと高天井の違いと、吹き抜けのメリットをご紹介します。

□吹き抜けとは

「吹き抜け」という単語を聞いたことがない方はいないと思いますが、その定義を知っている方はあまり多くないでしょう。
似た言葉に「高天井」というものがあるので、比較しつつ紹介します。

「吹き抜け」とは、2つ以上の階層を1つにまとめた間取りのことです。
吹き抜けの2階部分に窓を設ければ、そこから射した光で1階を明るく気泡的な空間にできます。

一方「高天井」とは、単に高い天井のことを指します。
たとえば2階の半分くらいの高さに天井を作り、その上部の空間にロフトなどを設けた場合、その天井のことを高天井と言います。
このように、ロフトを作る際に採用される間取りと言えるでしょう。
このロフトは床面積に含まれないため、床面積を抑えつつ空間を活用したい方におすすめです。

□吹き抜けのメリット

1つ目のメリットは、部屋に開放感が生まれることです。
視線の抜けが良くなり、圧迫感が無くなるのがその要因です。
敷地が狭く開放感が生まれにくい住宅の場合、吹き抜けのメリットは大きいでしょう。

2つ目は、部屋が明るくなることです。
吹き抜けの2階部分に窓を設けることで、部屋が明るくなります。

3つ目は、風通しが良くなることです。
吹き抜けを作ることで、風通しを良くできる可能性があります。
家を建てる場所や間取り、設計といった条件が合えば、風通しを良くすることが可能です。
また、天井にシーリングファンを設ければ、風通しをよりよくできます。

4つ目は、家族とのコミュニケーションを取りやすくできることです。
吹き抜けは住宅内部の空間を一つにするため、家族の気配が感じやすくなります。
結果として、家族との距離が近くなる傾向にあります。

5つ目は、家がおしゃれになることです。
これは機能的なメリットではありませんが、家の雰囲気を重視したい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
吹き抜けのある住宅に適当な家具を合わせられれば、それだけでおしゃれな空間を演出できます。

□まとめ

今回の記事では、吹き抜けの定義と、そのメリットについてご紹介しました。
メリットの中に気に入ったものがある場合、ぜひ吹き抜けを取り入れてみてください。
当社では注文住宅の建築を行っているので、検討している方はお気軽にご相談ください。

高気密高断熱住宅で内部結露が発生する理由とは?

高気密高断熱住宅を検討している方は必見です。
今夏の記事では内部結露やカビが発生しやすい理由と、その対策についてご紹介していきます。
注文住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

□高気密高断熱住宅で結露やカビができやすい理由

高気密高断熱住宅とは、文字通り「気密性と断熱性の高い住宅」のことです。
高気密・高断熱にするメリットは、「冷暖房が効きやすくなること」と「建物内部の温度を一定に保てること」です。
暑い夏でも冷房が効きやすく、寒い冬でも暖房が効きやすくなります。
冷暖房費の削減も可能になります。

一方で、気密性と結露・カビの発生のしやすさは概ね比例します。
これは、湿気が家の中にこもりやすくなってしまうことが原因です。

結露やカビの発生には、以下の2点のデメリットがあります。

・人体に悪影響を与える
・住宅の寿命を縮める

そのため、高気密住宅に住む方は必ず結露・カビ対策をしておく必要があります。

□高気密住宅の結露とカビを防ぐ方法

ここでは、高気密住宅で結露・カビを防ぐ方法をご紹介します。

1つ目は、外壁・窓の断熱性を高めることです。
結露は、部屋の内外の温度差が高い場合に発生しやすくなります。
そのため、窓や外壁の断熱性能を高めて表面結露が発生しないようにすることが大切です。

反対に、アルミサッシといった熱伝導率の高いものを採用すると、結露が発生します。
結露・カビを防ぎたい場合、熱伝導率について知っておきましょう。

2つ目は、換気システムを稼働させ続けることです。
高気密住宅には、24時間換気システムの導入が義務付けられています。
この換気システムを稼働させ続けることが大切です。
また、単に換気になるので健康的にも良いです。

3つ目は、寒い日でも換気を行うことです。
冬に換気をすると冷たい空気が部屋内部に入ってくるので、換気したくないと考えるのが普通です。
しかし、そのような場合でも意識的に換気をすることが大切です。

4つ目は、部屋干しするときは早く乾くよう工夫することです。
部屋干しをすると室内の湿度が高くなるため、結露・カビが発生しやすくなります。
可能であれば外で干し、室内で干すときは除湿器・サーキュレーターを稼働させるといった工夫が必須でしょう。

□まとめ

高気密・高断熱住宅には多くのメリットがありますが、結露・カビについては十分に気を配っておく必要があります。
住み始めてからの対策が大切なので、今回の記事を参考に対策をしてみてください。