高気密高断熱の住宅の寿命はどれくらい?寿命を延ばすためには?

高気密高断熱住宅の寿命についてご存じですか。
実は、一般的な住宅よりも寿命が長いと言われています。
一方で、日本の一般住宅の寿命は西欧の物と比べ短いです。
そこで今回の記事では、一般的な住宅と高気密高断熱住宅の寿命についてご紹介していきます。

□木造住宅の寿命が短い理由

日本の住宅は西洋の一般的な住宅と比べ、寿命が100年くらい短いです。
その理由は2つ挙げられます。

1つ目は、日本の住宅はかつて、質より量の確保を重視していたからです。
人口の増加に伴い、一般住宅の他に団地や集合住宅が建てられました。
このことから分かるように、住宅が財産ではなく商品として作られるようになりました。

2つ目は、家の劣化を根本的に防ぐ政策に焦点が当てられてこなかったことです。
近年では高断熱高気密住宅が建てられるようになり、日本人もその重要性に気付いてきました。
もちろん高気密高断熱住宅にはメリット・デメリットの両方がありますが、住宅の寿命を長くすることができます。
次の見出しでは、高気密高断熱住宅についてご紹介していきます。

□住宅の寿命を長持ちさせるためには高気密高断熱住宅がおすすめ!

木材が長持ちするかどうかのカギは「水分」です。
水分があると菌や微生物が繁殖してしまうため、繁殖を防ぎ、腐敗を防ぐためには、水分の防ぐことが大切です。

ところで、高気密高断熱住宅には、一般的に以下の利点があります。

・壁の上下に気流止めがある
・壁の内側に気密層がある
・内部結露を防ぐ通気層がある

中でも気流止めは、壁内部や屋根裏の結露を防止します。
したがって、木材が腐敗しにくくなります。

1つ例を挙げましょう。
家が隙間だらけで寒い「築50年の木造住宅」と、断熱材の入っている「築30年の住宅」があります。
このうち、長持ちしやすいと考えられるのは「築50年の木造住宅」です。
なぜなら寒さは過換気からくるものであり、木材はあまり傷んでいないと考えられるからです。

このように、換気は非常に重要です。
高気密高断熱住宅では、もともと換気が非常に重視されています。
したがって、家に長く住みたい方には、高気密高断熱の住宅をおすすめします。

□まとめ

木造住宅は、水分によってダメになりやすいです。
そのため、しっかり換気できる構造を取り入れることが重要となります。
換気の良い住宅として、ぜひ高気密高断熱住宅を検討してみてください。
当社では注文住宅の建築をしているので、注文住宅の建築をご検討されている方はお気軽にご相談ください。

ダウンフロアのメリットとデメリットとは?後悔しないために知っておきましょう!

ダウンフロアはおしゃれですが、当然デメリットも存在します。
後悔しないためには、ダウンフロアについて多面的に検討しなくてはいけません。
そこで今回の記事では、ダウンフロアのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。

□ダウンフロアのメリットとは?

1つ目は、こもってくつろげる空間になることです。
リビングを周りから30センチほど下げることで、いわゆる「おこもり感」が生まれ、くつろげる空間を生み出せます。

2つ目は、空間を広く感じられることです。
通常の床面からダウンフロアとなっているリビングを見ると、空間が広く感じられます。

3つ目は、空間に変化が生まれることです。
ダウンフロアでは空間の縦方向に変化が生まれます。
この変化は空間のアクセントになり、遊び心のある空間を実現できます。

4つ目は、段差部分をベンチとして使えることです。
段差部分には腰掛けられるため、来客の多い家では重宝するでしょう。

5つ目は、空間をつなぐ仕掛けにできることです。
たとえばキッチンの床を少し下げると、ダイニングテーブルの高さと同じくらいになり、調理をしながら目線を合わせて会話できます。

□ダウンフロアのデメリットとは?

1つ目のデメリットは、模様替えがしづらいことです。
ダウンフロア時点である程度置ける家具に制限が生まれます。
時々模様替えして気分転換をしたい方にとってはデメリットでしょう。

2つ目は、躓きやすいことです。
若いうちは良いかもしれませんが、老後には大きなデメリットになっている可能性があります。
また、小さいお子さんがいらっしゃる場合もこのデメリットは大きいです。

3つ目は、ロボット掃除機を活用できないことです。
ロボット掃除機は基本的に平面で効力を発揮するため、ダウンフロアがあると効果的でない可能性があります。

4つ目は、寒いことです。
冷たい空気は下に行くため、床下暖房の導入といった工夫が必要です。

他にも、以下のデメリットが挙げられます。

・ほこりが溜まりやすい
・コストがかかる
・ダウンフロアの壁面にはコンセントを設置できないケースがある
・長期優良住宅の認定が起こりにくい

ある意味で現代のバリアフリー化とは逆行してしまいます。
あえて段差を設けるデメリットについてもしっかり考慮する必要があるでしょう。

□まとめ

ダウンフロアにはメリット・デメリットの両面があります。
自分が住宅に求めるものを再確認し、導入の際は多面的に検討する必要があります。